まだ日中の暑さには厳しさを感じますが早朝、窓を開けると虫の音が早秋を教えてくれています。
先日、打ち合わせ中に集中力の持続時間についてのお話になったのでこちらでもご紹介したいと思います。

集中力の持続時間

人間の集中力の持続時間は小学校低学年くらいまでは15分程度と言われています。
子ども向けのアニメなどが1話10分程度で作られているのも、子どもの集中力を考慮されているからだそうです。

そして成長とともに30分、45分と伸びていき、大学生くらいの年齢でピークの90分となります。

ピークということはその後、加齢とともに低下するということです。

PCに向き合う時間=集中しているではない

「そんなはずはない!もっと長時間、集中して仕事ができている!」という人ももちろんいるでしょう。

しかしPCに向き合っている時間が仮に2時間あったとして、本人はその時間集中している「つもり」でも肩や首のコリが気になったり、周囲の声が気になったり、途中でメールチェックをしたりしていませんか?そう考えると意外と集中出来ていないことに気が付くでしょう。

 

15分サイクルで休憩を入れる

東京大学の池谷裕二教授らの研究によると60分継続して学習したグループよりも15分に1度休憩を入れて45分学習したグループの方が集中力に関与するガンマ波の回復が見られたとのことです。

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集中力を高めるポイント5つ

(1)視界に余計なものが入らないように、デスクの上はスッキリさせること。

(2)スケジュールは極力小刻みに。できれば15分、30分単位でのスケジューリングをする。

(3)血糖値の乱高下を避けるために、炭水化物の摂りすぎや甘いものの食べ方には気をつける。

(4)猫背になると脳への血流が悪くなるので、背筋を伸ばした正しい姿勢を心がける。

(5)充分な睡眠をとる。

 

日本人は何かを始める時間はきっちり守れるのに終わる時間が決められないと言われていますよね。

仕事も何日までに終わらせる!ではなくもう少し細かく何時までにここまで終わらせる!
といったスケジュールを立てるのも集中して仕事ができるポイントかと思います。

京都知恩院の僧侶の話では、座禅を組み心の中で1~10数える間さえも他のことを考える人が増えているそうです。

目を閉じて数を数えることだけを考えてやってみて下さい。

3~5の間で他のことが頭を過ぎりますよ。

自分の集中力を過信せず、うまく休憩を取り入れて効率よく仕事をして下さいね。