秋らしい爽やかなお天気が続いていますね。

毎年の事ながら「食欲の秋」とばかりに夏のダイエット熱は何処へやら、リバウンドしたとの声も多く聞きます。
先日のNHKスペシャルで健康寿命についてAIの分析が紹介されていました。

今回はその分析結果などをもとに読書の効果についてご紹介します。

 

読書する人は長生き!?

NHKスペシャル健康寿命で紹介されていた中に、読書が健康寿命を延ばすという内容がありました。そこでちょっと深掘りしてみました。

米イエール大学の易学・公衆衛生研究室が「Social Science &Medicine(2016年9月号)」に「読書と長生きの関連性」と題された論文を発表しています。
この研究では3635人の参加者達を最長12年間に渡って調査した結果、一週間に最大で3時間半の読書をする人は本を読まない人と比べて死亡率が17%も低くなり、3時間半以上読書をする人は23%も死亡率が低かったとのこと。

ただしこの研究では新聞や雑誌を読む人も、読まない人よりは死亡率が低かったが、書籍ほどの大きな違いは見られなかったとのことです。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0277953616303689

 

日本のビジネスパーソンの読書時間

楽天ブックスが実施した調査によると、ビジネスパーソンの読書時間は1日1時間以上読書している人が11%、その一方15分未満だという人が39%と大きな偏りを見せています。

https://img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BBOblhj.img?h=622&w=826&m=6&q=60&o=f&l=f

 

読書のストレス軽減効果

またイギリスのサセックス大学の研究では心拍や筋肉の収縮、緊張の緩和などからストレスの軽減効果を測定したところ以下のような結果が出ています。

・読書 68%
・音楽鑑賞 61%
・1杯のコーヒータイム 54%
・散歩 42%
・テレビゲーム 21%

http://www.telegraph.co.uk/news/health/news/5070874/Reading-can-help-reduce-stress.html

特に読書においては、静かな場所でならわずか6分間の読書で60%以上のストレス解消軽減効果が見られたとのこと。

他にも読書をする人はアルツハイマー病になる比率が低くなるという研究結果や、lスコットランドではうつ病に効果があるとされ、「読書療法」も実施されているそうです。

運動が億劫なデスクワーカーさんなら、秋の夜長にお気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。