あなたは何で水分補給をしていますか?
水、お茶、コーヒーから経口保水飲料やスポーツドリンクまでさまざまだと思います。
人によってはキンキンに冷えたビール! という人もいるのでしょうか。
この暑さでペットボトル飲料を購入する人が激増しているとは思いますが、チョット気になるお話を今回はご紹介します。
人工甘味料で糖尿病のリスクが高くなる!?
「○○%の医師が推奨!」なんてCMが記憶にあるように、カロリーゼロやカロリーオフの飲料によく使われているのがアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムです。確かにこれらの甘味料はカロリーという視点から見ればゼロかもしれません。
しかし米ジョージワシントン大学医学部の研究者らは「人工甘味料を摂取することはメタボリックシンドロームを促進し、特に肥満の人が糖尿病になりやすくなる。」という研究結果を発表しています。
https://www.sciencedaily.com/releases/2018/03/180318144829.htm
過体重の人ほど脂肪細胞が肥大化する!?
太り気味を気にしてカロリーゼロやカロリーオフの飲料を選んで飲む人が多いと思いますが、実は人工甘味料の摂取で糖質を細胞に取り込む遺伝子が異常に活性化して、より多くの糖質が細胞内に取り込まれるというのです。
その結果、脂肪細胞が肥大化して更なる体重増加を促進するだけでなく、糖尿病のリスクを高めたり、心臓発作や脳卒中のリスクが高まったりというカロリーオフの飲料を飲む側の目的に反した結果が出ています。
他にもある人工甘味料のリスク
さらにはスクラロースが活性酸素発生を促進し、体内の炎症反応を促進したり、腸内細菌においては善玉菌を減らすということも分かっています。
また京都府立大学の動物実験による基礎研究ではスクラロース、アスパルテーム、ステビアが活性酸素発生により精子を減少させたという結果を発表しているのです。
もうここまでくると、何が「ヘルシー」なんだか分からなくなってきますよね。
しかし、スポーツドリンクを飲んで昔、おばあちゃんに出された夏の食べ物を思い出す人はいませんか?
今ではスイカに塩をかけて食べる人は少なくなっていますが、昔は多くの家庭でスイカに塩をかけて食べていました。
その味はまさにスポーツドリンクと同じで、糖、塩と水分補給の全てを兼ね備えていたんですね。なんだかよく分からないものが入ったペットボトル飲料を飲んで水分補給するのと、スイカに天然塩をかけて食べる。
ひと手間かけて安心な物を食べるか、手軽さからペットボトル飲料を選ぶかは個人の自由ですが、参考までに。