秋分が過ぎ、日を追う毎に秋の気配が感じられるようになりました。

「スポーツの秋」でもあるこの時期は各地でスポーツイベントが開催されています。

私も先日、ウォーキングイベントに栄養相談スタッフとして参加してきました。
そこで感じたことは、はやり食の傾向が明らかに体に表れていると言うことです。

そこで今回はあなたが思っている以上に体に影響する食物繊維についてご紹介します。

 

減少する食物繊維摂取量

厚生労働省が3年に1度行っている国民健康・栄養調査から水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の摂取状況を見てみましょう。

○水溶性食物繊維(1日当りの平均摂取量)
2001年 3.5g ⇒ 2016年 3.3g

○不溶性食物繊維
2001年 11.1g ⇒ 2016年 10.3g

いずれも摂取量が減少しています。

食物繊維の意外な効果とは

アメリカ国立がん研究所の調査結果(対象:50歳~71歳約57万人を10年間追跡)によると、食物繊維を多く摂る人と摂らなかった人の病気による死亡率を比較した結果、食物繊維を多く摂っている人は心血管疾患、脳卒中だけでなく肺炎や結核など呼吸器の感染症による死亡率まで下がっているのです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21321288

 

食物繊維の働き

食物繊維には野菜などに多く含まれる不溶性食物繊維と海藻などに多く含まれる水溶性食物繊維の2種類がありますが、近年特に注目を集めているのが水溶性食物繊維で、血糖値の上昇を抑えてくれたり余分な脂質の吸収を抑え、腸内細菌のエサになり腸内環境まで整えてくれる働きがあります。

ダイエットや生活習慣病の予防に、毎日積極的に摂りたいですね。

ちなみに我が家ではご飯を炊くときに必ず、寒天を入れて炊いています。

寒天は無味無臭で全く普通のご飯と変わりなく食べることが出来るのでオススメです。