いよいよGWに入りますね。

今年は企業によっては9連休というところもあるようで、ちょっと羨ましい筆者です。
連休に入る前は旅行やイベントなどの計画で楽しみも多いのですが、これが連休が終わる頃には何とも言えぬ気の重さに変わりませんか?

実はGW開けは自殺者が1年で最も多いとも言われています。
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H29/H29_jisatsunojoukyou_01.pdf

自殺まで考えなくても、あの連休明けの重たい気分は何とかしたいもの。

そこで今回は一般的によく言われる「ブルーマンデー症候群」、日本では「サザエさん症候群」とも呼ばれる症状についてご紹介したいと思います。

 

ブルーマンデー症候群の症状

週末を楽しく過ごしていても、日曜の夕方になると憂うつな気分になったり、体のだるさを感じたり(サザエさん症候群)。
また月曜日の朝になると体のだるさ、胃が重たい、風邪のひき始めのような症状が出たり、酷くなってくると動悸、嘔吐、頭痛といった症状まで出始め、それを放置するとうつ症状まで引き起こされてしまいます。

体内時計を整えブルーマンデー症候群を予防

ブルーマンデー症候群の原因のひとつはストレス。
そしてもう一つに体内時計の乱れが挙げられます。今回はこの体内時計の整え方について。

 

(1)休み前に夜更かししても休日朝寝坊は2時間以内に。

休日前夜に飲み会などで、夜更かしをしても翌日お昼前まで寝てしまうと睡眠のリズムに5~6時間の時差が生じてしまいます。
時差が6時間というとケニアやサウジアラビア、モスクワから帰国したばかりのような状態ですね。
これでは充分寝たつもりでも、頭はボンヤリ、疲れが取れずにイライラ…当然、気力が出るわけもなく、どんよりした気分になってしまいますよね。

それでも日頃からの睡眠負債を抱えている人は少しでも寝たいもの。
そんな場合は朝、一旦いつも通り起きてカーテンを開けて明るい部屋で2時間までの二度寝をしましょう。

何故なら、例え本人は眠っているつもりでも、網膜から入った朝陽の賀規は脳に届きしっかり起きている時と比べると少なくはなりますが、メラトニンの分泌が抑えられます。メラトニンは朝陽を浴びてから、おおよそ16時間後から分泌が増加してくるので夜の自然な眠気を誘ってくれます。

 

(2)出社前日の夕方に運動をする

睡眠はメラトニンだけでなく、体温の変化によっても変化します。
夜、寝る直前に熱めのお風呂に入って、なかなか寝付けなかったことはありませんか?
実は人は夕方体温が最も上がり、その後下がることでスムーズに入眠することができます。夕方16時~17時頃、運度をして体温を上げてあげると、22時頃には体温が下がり自然な眠気が起こります。

そしてこのタイミングで就寝することで入眠後最初の深い眠りの時に疲労回復などの働きをしてくれる成長ホルモンもしっかり分泌されるので、休み明けの体の重さや気分の落ち込みが軽減されます。

 

今回は過剰なストレスがない場合の、ブルーマンデー症候群の予防改善法をご紹介しました。またストレスについてはお目にかかった時にでも。