先週まで激しかった気温差もやっと落ち着きそうな感じですね。

そうは言ってもまだ朝晩と日中の気温差が10℃以上になる日もあるようです。

これだけ気温差があると自律神経が混乱してしまい、やたらと眠気がきたり入眠が悪くなったりする人も多いようです。
しかしそこは仕事のスケジューリングを上手くすればカバー出来る部分もあるので、今回は前回に続き起床時間に合わせたより良いパフォーマンスのためのスケジューリングについてご紹介します。

 

起床6時間後…6時起床の人なら12時のランチ前に。
7時起床の人なら昼休み終了時に席に座ったまま1分間目を閉じて超短時間仮眠を取りましょう。こうした戦略的仮眠は脳内の睡眠物質の分泌が抑制されて午後のパフォーマンスを維持してくれます。

起床7時間後…午後イチの会議やミーティングはあまりお勧め出来ません。
なぜなら、この時間帯はアドレナリンの分泌量が増加するため戦闘モードに入りやすくなります。

起床8時間後…アドレナリンの分泌量が急激に低下し、脳の働きが鈍くなる時間帯です。書類整理などの単純作業をこの時間帯に済ませてしまいましょう。

起床9時間後…アドレナリンの分泌量の低下から眠気に襲われる時間帯のあとは、セロトニンの分泌量が増え楽観的になります。後輩への注意や指導、反省会などに向いた時間帯です。

起床10時間後…16時を過ぎる頃から深部体温が高くなってハイパフォーマンスが期待出来る時間帯に入ります。
午前中は創造性が高まるのに対して、午後のこの時間帯はスピード重視。今日中にすべきことを決めて、どんどん片付けましょう。

起床後12時間…9時始業の場合なら就業定時の18時頃でしょう。帰りの電車内でついウトウトしたくなる気持ちは分かりますが、体温が1日で最も高まるこの時間帯にウトウト眠ると、体温が下がり睡眠のリズムが乱れてしまうため、寝付きが悪くなったり睡眠の質が低下してしまいます。

起床13時間後…この時間になると脳はお休み準備に入ります。当然、アイデアの捻出や片付けには最も不向きな時間帯に入るため、19時を過ぎての残業や持ち帰り残業は脳を無駄に疲れさせ、翌日の仕事のパフォーマンスを下げてしまいかねません。潔く仕事は翌日に回した方がいいでしょう。

 

時代が変わっても生活環境が変わっても、人の体内時計は常に25時間サイクルで動いています。
1日24時間ですからその差をリセットするのが起床直後の太陽の光。

起きてすぐ太陽の光を浴びるところから、毎日のパフォーマンスが変わってくるので、是非試してみて下さいね。