梅雨に入り、うっとうしいお天気が続いていますね。
この時期、辛いのが頭痛持ちの人。
筆者もかつては片頭痛に悩まされた経験がありますが、雨降り前とは天気予防より性格に頭痛が教えてくれることもありました。

中には「頭が痛くなりそうだから。」と早めに頭痛薬を飲む人もいるようですが、これ、やってはいけない薬の飲み方です。

 

米・RESEARCH AMERICAの調査結果

アメリカの非営利調査機関RESEARCH AMERICAが片頭痛患者236人と非罹患者720人を対象として、偏頭痛が日常生活や労働に及ぼす影響、疾患や症状に対するイメージなどについて訪ねたところ、患者の約80%、非罹患者の約65%が偏頭痛による日常生活への実質的な悪影響が「非常にある」「ややある」と回答し、患者の約45%、非罹患者の約20%が、偏頭痛が原因で離職もしくは労働時間を短縮した労働者を「知っている。」と応えたそうです。

また患者の約40%が片頭痛を「詐病」「怠惰」「自己管理の失敗」「勤務拒否」と捉えられていると回答したそうです。

発熱や咳のように第三者から見ても分かる症状ではない上に、健康診断で数値の異常が出るワケでもない偏頭痛は、患者からすると非常につらい症状でも経験のない人にその辛さを理解してもらうのは難しいもの。
またそれがストレスの原因にもなりかねませんよね。

 

偏頭痛にオススメの食材

片頭痛を起こしにくくする栄養素として知られているのが、ビタミンB2とマグネシウム。
納豆などの大豆製品にはどちらも豊富に含まれています。
他にもビタミンB2はレバー豚モモ肉、卵やウナギに。マグネシウムはアーモンドやゴマなどのナッツ類や海藻類に多く含まれています。

ただ、この時期アーモンドにはカビが付きやすいので、その毒性を消すためにもよく噛んで食べた方がいいでしょう。

偏頭痛が気になるなら避けた方がいい食材

ワインやチョコレートで偏頭痛を起こす人が多いのはよく知られていますが、他にもオリーブオイルやハム、ウインナーソーセージ、(加工肉は添加物の亜硝酸ナトリウムが原因だとされています。)、チーズや柑橘類でも片頭痛を起こす人がいます。

そして言うまでもなく、グルタミン酸ナトリウムが多く使われている中華料理やラーメン、レトルト食品やカップ麺などはチャイニーズレストラン症候群の代表的な症状である頭痛の原因になるので、避けた方がいいでしょう。

 

頭痛を引き起こす原因となる食材は個人差があるので、何を食べたときに片頭痛が起きやすいかを、上記の食品の中でチェックしておくといいかもしれませんね。