ほとんどの人が年末年始の連休を終え、日常生活に戻っていると思います。
しかし連休明けで頭が思うように回らない、なんとなく身体がだるいと感じている人も少なくないはず。
実はこうしたパフォーマンスの低下は社会的ジェットラグ(社会的時差ボケ)と呼ばれ、海外旅行をした時の時差ボケと同じ症状が起こりパフォーマンスを低下させるだけでなく、肥満や生活習慣病、気分の落ち込みまで招くこともあります。体内時計の大切さについてはこれまでも取り上げてきましたが、今回は「社会的時差ボケ」の改善法をご紹介します。
「正月くらい」で狂った体内時計
こんな症状を感じたら体内時計が狂っています。
○朝、起きるのがこれまでより辛い。
○やっとの思いで朝起きて出勤しても頭はボーッとしたまま。
○身体もなんとなくスイッチが入っていないかのような怠さがある。
○以前は習慣がなかった間食が欲しくなる。
○話の内容が頭に入ってこない。
○集中力に欠ける。
○ちょっとした事に落ち込んでしまう。
○15時過ぎになってやっとテンションが上がり効率よく仕事ができるようになる。
○夜なかなか寝付けない。
「社会的時差ボケ」解消法
(1)1月中は平日も休日も同じ時間に起きる。
(2)睡眠不足を感じたら、不足分を小分けにして平日のうちに睡眠負債を返済し週末に持ち込まない。
(3)朝、起きてすぐに朝陽をしっかり浴びる。
(4)昼食後、10分~15分座ったまま目を閉じて浅い睡眠を取る。
(5)昼休み仮眠を取ったあとから17時の間に、軽い運動をする。(デスクワーカーなら2フロア分の階段を昇降する程度でいい。)
(6)仕事帰りにコンビニに寄らない。
(7)入浴は就寝90分前には済ませる。
(8)夜の歯磨きは就寝1時間前に済ませる。
仕事帰りにコンビニに寄る人は多いと思いますが、コンビニの照明は明るすぎるため、脳が興奮状態になって夜の入眠を妨げます。
また歯磨きも歯茎への刺激で交感神経が刺激されて目が覚めてしまうため、寝る直前の歯磨きよりも就寝1時間ほど前に済ませておくことをオススメします。
もう寝る直前までスマホを見るのをやめましょう!というのは言うのも飽きてきましたが、まだスマホ片手に「寝落ち」している人は今年の「しないことリスト」にまず、寝落ちを入れて下さいね。
それでは! 本年もよろしくお願い致します。